膝の形状と膝痛:O脚とX脚について
脚のアライメントは個人差がありますが、特に注目されるのがO脚とX脚です。これらの状態がなぜ起こるのか、その原因と影響について詳しく見ていきましょう。
O脚(内反膝)
O脚は、両足を揃えて立った際に膝が内側に曲がる状態を指します。日本人に特に多く見られます。この状態が生じる原因の一つには、骨盤が後傾していることが影響しています。
骨盤が後傾すると、形状的に膝は外向きに開こうとします。その結果、膝関節に外側へずれようとする力が日常的にかかり、少しずつ脚のアライメントが崩れていきます。
O脚になると、梨状筋や中殿筋といった骨盤と太ももの骨をつなぐ筋肉が硬くなり、お尻が横に広がったような見た目になることもあります。
X脚(外反膝)
X脚は、両足を揃えて立った際に、膝が外側に曲がる状態を指します。
主な原因は、骨盤が前傾です。骨盤が前傾すると、骨盤に対して太ももの骨が内側にねじれやすくなり、膝が内側に向きます。
X脚の場合、膝関節への圧迫が強いため、加齢とともに、膝や股関節に痛みを引き起こしやすくなります。
また、膝が内側に向いてしまうことから、膝のお皿が外側へずれる力がかかり、膝蓋骨軟化症や膝蓋大腿骨不安定症、鵞足炎などの病気を発症する危険性も高まります。
影響と対策
O脚やX脚の状態は、膝に負担をかけるだけでなく、腰や足首などにも影響を及ぼします。適切な姿勢や筋力トレーニング、ストレッチなどを行うことで、脚のアライメントを改善し、膝への負担を軽減することができます。
もみほぐし整体switch 大門浜松町では、膝の痛みに対しても施術を行っています。痛みがある方はお気軽にご相談ください。
今後も健康についての記事を投稿しますので、参考にしていただけると幸いです。